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オ~!カミよ!、天を仰ぐフウテン、その1 [工事]

昨日、今日と台風6号の影響で、雨が降っています。
被害が出ることはセブ島ではまず無いのですが、揺れる木の枝でたまに停電いたします。


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名人ロッキーが、キッチンのタイルを貼り終えた。
タイルを買った時はちょっと派手かと思ったが、―OK,模様がきれいだ。


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そこで今度はキッチン・キャビネット。
前にタイル貼りでしたように、キッチンのキャビネットの製作で、彼らの技量をチェックすることにした。
担当は、木工が上手くキャビネットなどオチャノコサイサイ、というDとVの小柄コンビ、エンボイが選んだ。
引き出し用のレールセットと戸棚用のキャビネットヒンジは、奥様Mと私ですでに買い求めてある。

これらヒンジとレールを見せてキャビネットのプランを説明した。
上部が引き出し、下部が開き戸というごく一般的なデザインだ。
念のため、ドアヒンジとレールの取り付け方も説明した。
2人とも長いこと大工をやっている(はず)なので、いくらなんでも、簡単なキッチン・キャビネットくらいは作れるだろう。


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そう考え、他の作業をチェックして、暫しキッチンから遠ざかっていた。
キッチンの様子を見に行くと、キャビネットのフレーム用の木を取り付けていた。
金づちがふらつきタイルを打ったのか、せっかくのタイルが破損している。
これは腕が悪いので、しかたない。


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それよりフレームを作り終わっているのだが、どうもオカシイ。
面が出すぎているのだ。


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堅苦しい話で申し訳ないが、キャビネットヒンジには、下の写真のように主に3つのタイプがある。


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上側の写真で言うと、上方の板が扉である。
ヒンジの形によって、

1.扉が側板に完全にかぶさるタイプ。
2.扉が側板に半分かぶさるタイプ。
3.扉が側板に完全にかぶさらないタイプ。

の3種類だ。
扉を開けたときの写真がその下だ。
お分かりいただけるだろうか?
これらはヒンジの側板がわのアームの形状で区別できる。
別のサンプルで見るとこんな感じだ。


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私は、一番施工が簡単な、[1.扉が側板に完全にかぶさるタイプ。]を買って彼らに渡し説明したのに、彼らは、[3.扉が側板に完全にかぶさらないタイプ。]の扉と側板の位置関係で、やってしまったのだ。
私が指摘すると、彼らは「ノ~、プロブレム!」と言い張り、あわてふためき、必死になって、大汗かいて、穴を開けなおしたりヒンジの位置をずらしたりしようとする。

だんだん木が穴だらけになり、とりとめもつかなくなる。
そんな事をいくらやっても無駄なのだ。
ちょっとアタマにきて、

私:「止めー!、ヤメー!、エンボイを呼んで来い!」

エンボイが来た。

私:「どうなってるんだ、エンボイ。だから作業の前にみんなにヒンジを渡して施工法を説明したろ、全然聞いてないようだったけど。この2人は何も知らんじゃないか。」

エンボイがさかんに彼らに何か説明するが、その時点で私は理解した。
エンボイも含めたこの3人は、『キャビネットヒンジ』を使ったキャビネットは、初体験なのだ。
彼らが、今までの人生で見聞きした、あるいは製作したキャビネットは、昔から有るいわゆる下の写真のような蝶番式のものだけなのだ。


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もうこうなったら、ノーチョイス、この側板と扉の位置関係では、上の写真の古来の蝶番しか使えないのだ。
今更やり直しは、できない。
[3.扉が側板に完全にかぶさらないタイプ。]、のヒンジを買い直せば使えるかもしれないが、あまりに下手な他の部分の作りを見ても、そんな気は起こらない。
設計変更だ。


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フィリピン人全員とは言わない。
しかし、多くのフィリピン人は、自分が知らない事でも知らないとはまず言わない。
知っているフリをする。
知らないから教えてもらいたい、学びたい、という謙虚な姿勢がない。
私が、ヒンジの包みを渡したときでも、自分から開けもしなかったのは、無知がバレるからだったのだろう。
自信を持つことは良い事だが、過剰な自信や思い込みは、自らの進歩の妨げとなる。
日本人がその昔から、他から学ぶ意識が強かったのとは、大違いだ。

たとえば、1500年前の日本人は中国から漢字や仏教を取り入れ、独自のひらがな、カタカナを考案し、更に日本の優秀な(世界に誇れると私は思っている)文化を作り上げた。
いつの時代にも、日本人は度が過ぎるほど、よそ様を気にしてそこから何かを学ぼうとしたり、反応を窺ったりしているようだ。

かなり前だが、シンガポールが『日本に学べ!』というキャンペーンを国を挙げて推奨したことがある。
フィリピンの大統領は、『フィリピン貧しい、援助ちょうだい。』という外交が得意だが、あの国のあの点がすばらしいから、取り入れたいとかマネをすべきだ、学ぶべきとか、宣言し実行したという話は、聞いたことが無い。
この国民性では、もしそんなことを言ったら大衆の支持を失うだろう。

現に私はフィリピンで十数年生かされている。
この国の悪口は、言いたくない。
しかし、フィリピン(人)のこういうところはやはり好きになれない。

都会から腕のよい職人を呼ばずに、村おこし、町おこしのように地元の人達だけで、ちゃんとした家を作る、というプラン自体に無理があったのだろうか?
それはただの夢物語だったのか?

このあと更なる、『天を仰ぐ』ことが・・・・続く。




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